Editing Tomoyo After:SEEN0815
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<div class="clannadbox"> |
<div class="clannadbox"> |
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// <0001> 朝からスチール棚の据付作業をしていた。 |
// <0001> 朝からスチール棚の据付作業をしていた。 |
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+ | <0001> 朝からスチール棚の据付作業をしていた。 |
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− | <0001> I had been working since morning on assembling the steel shelves. |
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// <0002> \{朋也}(…ここに黒板を置くか) |
// <0002> \{朋也}(…ここに黒板を置くか) |
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− | <0002> \{Tomoya} |
+ | <0002> \{Tomoya}(…ここに黒板を置くか) |
// <0003> 簡単に書いた図面を元に、配置場所を決めて組み上げていく。 |
// <0003> 簡単に書いた図面を元に、配置場所を決めて組み上げていく。 |
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+ | <0003> 簡単に書いた図面を元に、配置場所を決めて組み上げていく。 |
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− | <0003> Following the simple draft plan I had drawn up, I decided on how I would arrange the room. |
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// <0004> \{河南子}「ねぇねぇ、みてみて、いいでしょ、ホットケーキ!」 |
// <0004> \{河南子}「ねぇねぇ、みてみて、いいでしょ、ホットケーキ!」 |
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+ | <0004> \{Kanako}「ねぇねぇ、みてみて、いいでしょ、ホットケーキ!」 |
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− | <0004> \{Kanako}"Hey, hey, look at what I did, aren't they wonderful? Pancakes!" |
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// <0005> 突然河南子の声がしたので、顔を上げると、河南子はクレープのように紙に巻いたホットケーキを見せびらかした。 |
// <0005> 突然河南子の声がしたので、顔を上げると、河南子はクレープのように紙に巻いたホットケーキを見せびらかした。 |
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+ | <0005> 突然河南子の声がしたので、顔を上げると、河南子はクレープのように紙に巻いたホットケーキを見せびらかした。 |
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− | <0005> **Suddenly hearing Kanako's voice, I lifted up my head to see Kanoko showing off her paper-rolled pancakes, seemingly as if they were crepes. |
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// <0006> \{河南子}「なんと中にはアイスが挟んであるのだ」 |
// <0006> \{河南子}「なんと中にはアイスが挟んであるのだ」 |
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− | <0006> \{Kanako} |
+ | <0006> \{Kanako}「なんと中にはアイスが挟んであるのだ」 |
// <0007> \{朋也}「どうしたんだよ、それ」 |
// <0007> \{朋也}「どうしたんだよ、それ」 |
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− | <0007> \{Tomoya} |
+ | <0007> \{Tomoya}「どうしたんだよ、それ」 |
// <0008> \{河南子}「一緒に作った」 |
// <0008> \{河南子}「一緒に作った」 |
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− | <0008> \{Kanako} |
+ | <0008> \{Kanako}「一緒に作った」 |
// <0009> \{朋也}「またか」 |
// <0009> \{朋也}「またか」 |
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− | <0009> \{Tomoya} |
+ | <0009> \{Tomoya}「またか」 |
// <0010> \{河南子}「違うよ、村の人が一緒に作ろうって誘ってくれたんだよ」 |
// <0010> \{河南子}「違うよ、村の人が一緒に作ろうって誘ってくれたんだよ」 |
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+ | <0010> \{Kanako}「違うよ、村の人が一緒に作ろうって誘ってくれたんだよ」 |
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− | <0010> \{Kanako}"It's not what you think, the townspeople invited us over saying, 'Let's make them together'." |
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// <0011> \{朋也}「へぇ…」 |
// <0011> \{朋也}「へぇ…」 |
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− | <0011> \{Tomoya} |
+ | <0011> \{Tomoya}「へぇ…」 |
// <0012> \{河南子}「みんなで楽しかったよ」 |
// <0012> \{河南子}「みんなで楽しかったよ」 |
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− | <0012> \{Kanako} |
+ | <0012> \{Kanako}「みんなで楽しかったよ」 |
// <0013> \{朋也}「そりゃいいけど、迷惑とかかけてないだろうな」 |
// <0013> \{朋也}「そりゃいいけど、迷惑とかかけてないだろうな」 |
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+ | <0013> \{Tomoya}「そりゃいいけど、迷惑とかかけてないだろうな」 |
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− | <0013> \{Tomoya}"Well going is fine but you better not make any trouble." |
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// <0014> \{河南子}「ちゃんとお礼も言ったし、みんな笑ってたよ」 |
// <0014> \{河南子}「ちゃんとお礼も言ったし、みんな笑ってたよ」 |
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+ | <0014> \{Kanako}「ちゃんとお礼も言ったし、みんな笑ってたよ」 |
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− | <0014> \{Kanako}"But I already said 'thank you', and everyone even smiled." |
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// <0015> \{朋也}「そっか、じゃ、その調子で仲良くな」 |
// <0015> \{朋也}「そっか、じゃ、その調子で仲良くな」 |
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+ | <0015> \{Tomoya}「そっか、じゃ、その調子で仲良くな」 |
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− | <0015> \{Tomoya}"Oh really? Well, in following the same track of mind, be friendly." |
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// <0016> \{朋也}「あれ、おまえ、智代は」 |
// <0016> \{朋也}「あれ、おまえ、智代は」 |
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− | <0016> \{Tomoya} |
+ | <0016> \{Tomoya}「あれ、おまえ、智代は」 |
// <0017> \{河南子}「あー、大丈夫、大丈夫、ちゃんと見てるってば」 |
// <0017> \{河南子}「あー、大丈夫、大丈夫、ちゃんと見てるってば」 |
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− | <0017> \{Kanako}「 |
+ | <0017> \{Kanako}「あー、大丈夫、大丈夫、ちゃんと見てるってば」 |
// <0018> \{河南子}「じゃあねー」 |
// <0018> \{河南子}「じゃあねー」 |
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− | <0018> \{Kanako} |
+ | <0018> \{Kanako}「じゃあねー」 |
// <0019> 結局、食べ物を見せびらかしにきただけのようだった。 |
// <0019> 結局、食べ物を見せびらかしにきただけのようだった。 |
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+ | <0019> 結局、食べ物を見せびらかしにきただけのようだった。 |
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− | <0019> It seems after all she was just here to show off the food she made. |
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// <0020> \{朋也}(子供かよ…) |
// <0020> \{朋也}(子供かよ…) |
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− | <0020> \{Tomoya} |
+ | <0020> \{Tomoya}(子供かよ…) |
// <0021> 再び図面に目を落とす。 |
// <0021> 再び図面に目を落とす。 |
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+ | <0021> 再び図面に目を落とす。 |
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− | <0021> My eyes once more returned back to my draft plan. |
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// <0022> 午後には、智代が訪れた。 |
// <0022> 午後には、智代が訪れた。 |
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+ | <0022> 午後には、智代が訪れた。 |
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− | <0022> In the afternoon, Tomoyo paid me a visit. |
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// <0023> \{智代}「なぁ、朋也…」 |
// <0023> \{智代}「なぁ、朋也…」 |
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− | <0023> \{Tomoyo} |
+ | <0023> \{Tomoyo}「なぁ、朋也…」 |
// <0024> \{朋也}「うん?」 |
// <0024> \{朋也}「うん?」 |
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− | <0024> \{Tomoya} |
+ | <0024> \{Tomoya}「うん?」 |
// <0025> \{智代}「先に帰ろうと思うんだ」 |
// <0025> \{智代}「先に帰ろうと思うんだ」 |
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− | <0025> \{Tomoyo} |
+ | <0025> \{Tomoyo}「先に帰ろうと思うんだ」 |
// <0026> \{朋也}「どうして」 |
// <0026> \{朋也}「どうして」 |
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− | <0026> \{Tomoya} |
+ | <0026> \{Tomoya}「どうして」 |
// <0027> 手を止めて、向き合う。 |
// <0027> 手を止めて、向き合う。 |
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+ | <0027> 手を止めて、向き合う。 |
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− | <0027> I stopped moving my hands and faced her. |
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// <0028> \{智代}「ともが心配なんだ…」 |
// <0028> \{智代}「ともが心配なんだ…」 |
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− | <0028> \{Tomoyo} |
+ | <0028> \{Tomoyo}「ともが心配なんだ…」 |
// <0029> \{朋也}「鷹文がいるだろ」 |
// <0029> \{朋也}「鷹文がいるだろ」 |
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− | <0029> \{Tomoya} |
+ | <0029> \{Tomoya}「鷹文がいるだろ」 |
// <0030> \{智代}「あんな頼りない奴には任せておけない」 |
// <0030> \{智代}「あんな頼りない奴には任せておけない」 |
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− | <0030> \{Tomoyo} |
+ | <0030> \{Tomoyo}「あんな頼りない奴には任せておけない」 |
// <0031> \{朋也}「おまえ、矛盾してるぞ」 |
// <0031> \{朋也}「おまえ、矛盾してるぞ」 |
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− | <0031> \{Tomoya} |
+ | <0031> \{Tomoya}「おまえ、矛盾してるぞ」 |
// <0032> \{朋也}「ともの母親には、しっかり者だから心配ないって言ってたじゃないか」 |
// <0032> \{朋也}「ともの母親には、しっかり者だから心配ないって言ってたじゃないか」 |
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+ | <0032> \{Tomoya}「ともの母親には、しっかり者だから心配ないって言ってたじゃないか」 |
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− | <0032> \{Tomoya}"Didn't Tomo's mother say he's quite a reliable guy?" |
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// <0033> \{智代}「そういう意味じゃない…」 |
// <0033> \{智代}「そういう意味じゃない…」 |
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− | <0033> \{Tomoyo} |
+ | <0033> \{Tomoyo}「そういう意味じゃない…」 |
// <0034> \{智代}「寂しい思いをしていると思うんだ…」 |
// <0034> \{智代}「寂しい思いをしていると思うんだ…」 |
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− | <0034> \{Tomoyo} |
+ | <0034> \{Tomoyo}「寂しい思いをしていると思うんだ…」 |
// <0035> \{智代}「私じゃないと…」 |
// <0035> \{智代}「私じゃないと…」 |
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− | <0035> \{Tomoyo} |
+ | <0035> \{Tomoyo}「私じゃないと…」 |
// <0036> \{智代}「約束したから…」 |
// <0036> \{智代}「約束したから…」 |
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− | <0036> \{Tomoyo} |
+ | <0036> \{Tomoyo}「約束したから…」 |
// <0037> \{智代}「ともは私と遊びたいはずなんだ…」 |
// <0037> \{智代}「ともは私と遊びたいはずなんだ…」 |
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+ | <0037> \{Tomoyo}「ともは私と遊びたいはずなんだ…」 |
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− | <0037> \{Tomoyo}"Right about now, Tomo must be thinking that he wants to play with me." |
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// <0038> \{朋也}「悪いが…」 |
// <0038> \{朋也}「悪いが…」 |
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− | <0038> \{Tomoya} |
+ | <0038> \{Tomoya}「悪いが…」 |
// <0039> \{朋也}「おまえだけ先に帰らせるわけにはいかない」 |
// <0039> \{朋也}「おまえだけ先に帰らせるわけにはいかない」 |
||
− | <0039> \{Tomoya} |
+ | <0039> \{Tomoya}「おまえだけ先に帰らせるわけにはいかない」 |
// <0040> \{朋也}「帰る時は一緒だ」 |
// <0040> \{朋也}「帰る時は一緒だ」 |
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− | <0040> \{Tomoya} |
+ | <0040> \{Tomoya}「帰る時は一緒だ」 |
// <0041> \{智代}「嫌だ、ともと一緒にいたいんだっ」 |
// <0041> \{智代}「嫌だ、ともと一緒にいたいんだっ」 |
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− | <0041> \{Tomoyo} |
+ | <0041> \{Tomoyo}「嫌だ、ともと一緒にいたいんだっ」 |
// <0042> \{朋也}「それはおまえのわがままだろう」 |
// <0042> \{朋也}「それはおまえのわがままだろう」 |
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− | <0042> \{Tomoya} |
+ | <0042> \{Tomoya}「それはおまえのわがままだろう」 |
// <0043> \{智代}「………」 |
// <0043> \{智代}「………」 |
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− | <0043> \{Tomoyo} |
+ | <0043> \{Tomoyo}「………」 |
// <0044> \{朋也}「いや、ぜんぶおまえのわがままだ」 |
// <0044> \{朋也}「いや、ぜんぶおまえのわがままだ」 |
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− | <0044> \{Tomoya} |
+ | <0044> \{Tomoya}「いや、ぜんぶおまえのわがままだ」 |
// <0045> \{朋也}「ともは、母親との暮らしを選ぶ」 |
// <0045> \{朋也}「ともは、母親との暮らしを選ぶ」 |
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− | <0045> \{Tomoya} |
+ | <0045> \{Tomoya}「ともは、母親との暮らしを選ぶ」 |
// <0046> \{朋也}「そして、俺たちとともの生活は終わる」 |
// <0046> \{朋也}「そして、俺たちとともの生活は終わる」 |
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+ | <0046> \{Tomoya}「そして、俺たちとともの生活は終わる」 |
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− | <0046> \{Tomoya}"So the time for the three of us to live together with Tomo ended." |
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// <0047> \{朋也}「楽しかったな」 |
// <0047> \{朋也}「楽しかったな」 |
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− | <0047> \{Tomoya} |
+ | <0047> \{Tomoya}「楽しかったな」 |
// <0048> \{朋也}「そのことをちゃんと理解して、帰ろうな」 |
// <0048> \{朋也}「そのことをちゃんと理解して、帰ろうな」 |
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− | <0048> \{Tomoya} |
+ | <0048> \{Tomoya}「そのことをちゃんと理解して、帰ろうな」 |
// <0049> \{智代}「………」 |
// <0049> \{智代}「………」 |
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− | <0049> \{Tomoyo} |
+ | <0049> \{Tomoyo}「………」 |
// <0050> \{智代}「本当に、それが正しいのか…」 |
// <0050> \{智代}「本当に、それが正しいのか…」 |
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− | <0050> \{Tomoyo} |
+ | <0050> \{Tomoyo}「本当に、それが正しいのか…」 |
// <0051> \{智代}「ともがそれを選んだとしても、それが正しいとは限らない」 |
// <0051> \{智代}「ともがそれを選んだとしても、それが正しいとは限らない」 |
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+ | <0051> \{Tomoyo}「ともがそれを選んだとしても、それが正しいとは限らない」 |
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− | <0051> \{Tomoyo}"Even though Tomo made the choice, we can't be certain that it was correct." |
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// <0052> \{智代}「そもそも母親がそれを望んでいるのか?」 |
// <0052> \{智代}「そもそも母親がそれを望んでいるのか?」 |
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+ | <0052> \{Tomoyo}「そもそも母親がそれを望んでいるのか?」 |
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− | <0052> \{Tomoyo}"And in the first place, did her mother even want wish for this to happen?" |
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// <0053> \{朋也}「まだ望んでいない」 |
// <0053> \{朋也}「まだ望んでいない」 |
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− | <0053> \{Tomoya}「 |
+ | <0053> \{Tomoya}「まだ望んでいない」 |
// <0054> \{智代}「じゃあ、おまえは何をしているんだ」 |
// <0054> \{智代}「じゃあ、おまえは何をしているんだ」 |
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− | <0054> \{Tomoyo} |
+ | <0054> \{Tomoyo}「じゃあ、おまえは何をしているんだ」 |
// <0055> \{智代}「全部無駄になるかもしれないぞ」 |
// <0055> \{智代}「全部無駄になるかもしれないぞ」 |
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+ | <0055> \{Tomoyo}「全部無駄になるかもしれないぞ」 |
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− | <0055> \{Tomoyo}"It's entirely possibly everything we've done will be for nothing in the end." |
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// <0056> \{朋也}「母親も説得する」 |
// <0056> \{朋也}「母親も説得する」 |
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− | <0056> \{Tomoya} |
+ | <0056> \{Tomoya}「母親も説得する」 |
// <0057> \{智代}「それじゃあ、ともがまた不幸になってしまうじゃないか…」 |
// <0057> \{智代}「それじゃあ、ともがまた不幸になってしまうじゃないか…」 |
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+ | <0057> \{Tomoyo}「それじゃあ、ともがまた不幸になってしまうじゃないか…」 |
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− | <0057> \{Tomoyo}"In that case, doesn't that mean Tomo will once more become unhappy...?" |
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// <0058> \{智代}「私だったらともを…幸せにできる…」 |
// <0058> \{智代}「私だったらともを…幸せにできる…」 |
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− | <0058> \{Tomoyo} |
+ | <0058> \{Tomoyo}「私だったらともを…幸せにできる…」 |
// <0059> \{智代}「するから…」 |
// <0059> \{智代}「するから…」 |
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− | <0059> \{Tomoyo} |
+ | <0059> \{Tomoyo}「するから…」 |
// <0060> \{智代}「誓うから…」 |
// <0060> \{智代}「誓うから…」 |
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− | <0060> \{Tomoyo} |
+ | <0060> \{Tomoyo}「誓うから…」 |
// <0061> \{智代}「お願いだ…」 |
// <0061> \{智代}「お願いだ…」 |
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− | <0061> \{Tomoyo} |
+ | <0061> \{Tomoyo}「お願いだ…」 |
// <0062> 体を震わせて、声を絞り出す。 |
// <0062> 体を震わせて、声を絞り出す。 |
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+ | <0062> 体を震わせて、声を絞り出す。 |
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− | <0062> Her body was trembling, squeezing out every last word. |
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// <0063> 最後には嗚咽になっていた。 |
// <0063> 最後には嗚咽になっていた。 |
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+ | <0063> 最後には嗚咽になっていた。 |
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− | <0063> Down until her very tears were gushing out from her eyes. |
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// <0064> \{朋也}「河南子っ」 |
// <0064> \{朋也}「河南子っ」 |
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− | <0064> \{Tomoya} |
+ | <0064> \{Tomoya}「河南子っ」 |
// <0065> 呼ぶと、木陰が揺れる。 |
// <0065> 呼ぶと、木陰が揺れる。 |
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+ | <0065> 呼ぶと、木陰が揺れる。 |
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− | <0065> "Just as I called, the shadow of a nearby tree quivered. |
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// <0066> そこに河南子が立っていた。 |
// <0066> そこに河南子が立っていた。 |
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+ | <0066> そこに河南子が立っていた。 |
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− | <0066> In it, Kanako stood. |
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// <0067> \{朋也}「智代に花畑を見せてやってくれ」 |
// <0067> \{朋也}「智代に花畑を見せてやってくれ」 |
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− | <0067> \{Tomoya} |
+ | <0067> \{Tomoya}「智代に花畑を見せてやってくれ」 |
// <0068> こくと河南子が頷く。 |
// <0068> こくと河南子が頷く。 |
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+ | <0068> こくと河南子が頷く。 |
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− | <0068> Hearing this, Kanako nodded. |
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// <0069> \{朋也}「智代、きれいな場所があるらしいんだ。見に行ってこい」 |
// <0069> \{朋也}「智代、きれいな場所があるらしいんだ。見に行ってこい」 |
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+ | <0069> \{Tomoya}「智代、きれいな場所があるらしいんだ。見に行ってこい」 |
||
− | <0069> \{Tomoya}"Tomoyo, I hear there is a beautiful place nearby. Let's go and see it." |
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// <0070> \{智代}「………」 |
// <0070> \{智代}「………」 |
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− | <0070> \{Tomoyo} |
+ | <0070> \{Tomoyo}「………」 |
// <0071> \{河南子}「さ、先輩、いっしょにいこ。きれいなお花いっぱい咲いてるんだよ」 |
// <0071> \{河南子}「さ、先輩、いっしょにいこ。きれいなお花いっぱい咲いてるんだよ」 |
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+ | <0071> \{Kanako}「さ、先輩、いっしょにいこ。きれいなお花いっぱい咲いてるんだよ」 |
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− | <0071> \{Kanako}"So, Senpai, come along with me. See the flowers blooming beautifully." |
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// <0072> \{河南子}「ほら、いーきーーまーーしょーーーーっ!!」 |
// <0072> \{河南子}「ほら、いーきーーまーーしょーーーーっ!!」 |
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− | <0072> \{Kanako} |
+ | <0072> \{Kanako}「ほら、いーきーーまーーしょーーーーっ!!」 |
// <0073> その手をつかんで、河南子が力任せに智代をひきずっていく。。 |
// <0073> その手をつかんで、河南子が力任せに智代をひきずっていく。。 |
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+ | <0073> その手をつかんで、河南子が力任せに智代をひきずっていく。。 |
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− | <0073> Grabbing hold of her hand, Kanako pulled Tomoyo with all her might.. |
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// <0074> すがるような目がずっとこちらに向いたままだった。 |
// <0074> すがるような目がずっとこちらに向いたままだった。 |
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+ | <0074> すがるような目がずっとこちらに向いたままだった。 |
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− | <0074> But those pair of eyes never left the place I stood. |
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// <0075> \{朋也}「ふぅ…」 |
// <0075> \{朋也}「ふぅ…」 |
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− | <0075> \{Tomoya} |
+ | <0075> \{Tomoya}「ふぅ…」 |
// <0076> 作業に戻った。 |
// <0076> 作業に戻った。 |
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− | <0076> |
+ | <0076> 作業に戻った。 |
// <0077> 日が暮れる。 |
// <0077> 日が暮れる。 |
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− | <0077> |
+ | <0077> 日が暮れる。 |
// <0078> \{河南子}「今日の報告」 |
// <0078> \{河南子}「今日の報告」 |
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− | <0078> \{Kanako} |
+ | <0078> \{Kanako}「今日の報告」 |
// <0079> \{河南子}「ふたりで花を見ました」 |
// <0079> \{河南子}「ふたりで花を見ました」 |
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− | <0079> \{Kanako} |
+ | <0079> \{Kanako}「ふたりで花を見ました」 |
// <0080> \{河南子}「いろいろ話をされました」 |
// <0080> \{河南子}「いろいろ話をされました」 |
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− | <0080> \{Kanako} |
+ | <0080> \{Kanako}「いろいろ話をされました」 |
// <0081> \{河南子}「名案のように、多数決をとろうと言い出しました」 |
// <0081> \{河南子}「名案のように、多数決をとろうと言い出しました」 |
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+ | <0081> \{Kanako}「名案のように、多数決をとろうと言い出しました」 |
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− | <0081> \{Kanako}"Thinking it a good idea, we said we would get a majority vote on the matter. |
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// <0082> \{河南子}「河南子と鷹文はともと一緒に暮らすほうを選んでくれるな?と訊かれました」 |
// <0082> \{河南子}「河南子と鷹文はともと一緒に暮らすほうを選んでくれるな?と訊かれました」 |
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+ | <0082> \{Kanako}「河南子と鷹文はともと一緒に暮らすほうを選んでくれるな?と訊かれました」 |
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− | <0082> \{Kanako}"She asked her, 'Tomo, would you like to live with Kanako and Takafumi?'" |
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// <0083> \{朋也}「え…」 |
// <0083> \{朋也}「え…」 |
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− | <0083> \{Tomoya} |
+ | <0083> \{Tomoya}「え…」 |
// <0084> 手が止まる。 |
// <0084> 手が止まる。 |
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− | <0084> |
+ | <0084> 手が止まる。 |
// <0085> \{朋也}「で…どうした…」 |
// <0085> \{朋也}「で…どうした…」 |
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− | <0085> \{Tomoya} |
+ | <0085> \{Tomoya}「で…どうした…」 |
// <0086> \{河南子}「正直に答えたら、崩れ落ちました」 |
// <0086> \{河南子}「正直に答えたら、崩れ落ちました」 |
||
− | <0086> \{Kanako} |
+ | <0086> \{Kanako}「正直に答えたら、崩れ落ちました」 |
// <0087> \{河南子}「支えて帰ってくるのが大変でした」 |
// <0087> \{河南子}「支えて帰ってくるのが大変でした」 |
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+ | <0087> \{Kanako}「支えて帰ってくるのが大変でした」 |
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− | <0087> \{Kanako}"Sustaining this routine of going back and forth was quite difficult." |
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// <0088> \{朋也}「そっか…」 |
// <0088> \{朋也}「そっか…」 |
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− | <0088> \{Tomoya} |
+ | <0088> \{Tomoya}「そっか…」 |
// <0089> \{朋也}「おまえもちゃんとわかってくれてたんだな」 |
// <0089> \{朋也}「おまえもちゃんとわかってくれてたんだな」 |
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− | <0089> \{Tomoya} |
+ | <0089> \{Tomoya}「おまえもちゃんとわかってくれてたんだな」 |
// <0090> \{河南子}「先輩ほど子供じゃないっすよ」 |
// <0090> \{河南子}「先輩ほど子供じゃないっすよ」 |
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− | <0090> \{Kanako} |
+ | <0090> \{Kanako}「先輩ほど子供じゃないっすよ」 |
// <0091> \{河南子}「鷹文のやつもね」 |
// <0091> \{河南子}「鷹文のやつもね」 |
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− | <0091> \{Kanako} |
+ | <0091> \{Kanako}「鷹文のやつもね」 |
// <0092> 俺も含めて、みんな子供だと思ったけど… |
// <0092> 俺も含めて、みんな子供だと思ったけど… |
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+ | <0092> 俺も含めて、みんな子供だと思ったけど… |
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− | <0092> Even including me, I think that we're all children though... |
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// <0093> それでもふたりの援護は心強く思えた。 |
// <0093> それでもふたりの援護は心強く思えた。 |
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+ | <0093> それでもふたりの援護は心強く思えた。 |
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− | <0093> But even so, support of those two was very reassuring. |
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